テラス屋根の基礎知識

設置場所の確認

間口の確認

外壁とテラス屋根が接する部分の長さを測ります。

取り付ける場所に、雨樋やシャッターボックス、クーラーダクトなどがあると屋根を加工、もしくは設置できない場合があります。

出幅の確認

出幅

外壁から垂直方向に出る長さ(出幅)を測ります。

敷地の大きさや雨を防ぎたい範囲を考慮して決めましょう。
敷地外から出る場合などは、屋根をカットして調整することも可能です。

高さの確認

地面から掃き出し窓の上までの高さを測ります。

洗濯物を干す時や室内からの眺め、障害物などを考慮して考えましょう。
デッキなどを今後設置する予定がある場合は、高く設置しておきましょう。

取り付け時の注意点

外壁への固定

建物の構造や外壁のタイプによっては、屋根を固定できない場合があります。
そのような場合は「独立タイプ」のテラス屋根を利用することによって、設置することができます。
また、建物に穴を開けたくないという方にも独立タイプのテラス屋根がおすすめです。
独立タイプのテラス屋根はこちら

建物樋・エアコンダクトなどの干渉

テラスの取付において、建物樋、エアコンダクトが干渉する事がよくありますが、写真のように、屋根材のポリカをくり抜く事で設置が可能です。

また建物の換気口とテラス屋根が近すぎると、換気を妨げたり、テラスが汚れたりしてしまう可能性があります。
ガス給湯器の熱を受けると、アルミの表面塗膜が剥がれたり、アルミの色が変色したりしてしまう可能性がありますので、ご注意ください。

隣家への配慮

隣家との境界付近に設置する場合、雨や雪がお隣の敷地に落ちたりすることがあります。

設置後にトラブルにならないよう、設置前に事前にお声を掛けて頂くなど、配慮を忘れないようにしましょう。

テラス屋根への落雪

2階バルコニー屋根から1階のテラス屋根へ落雪すると、屋根が破損する恐れがあります。

設置をご検討の際は、落雪する可能性がものやバルコニー屋根がないか、ある場合は耐久性のある商品や位置を調整するなどして対処しましょう。

様々な納まりバリエーション

変形地でもテラス屋根が設置できる場合があります。

台形納まり(斜めかカット)

 土地が台形の場合に、前面もしくは側面の屋根を斜めにカットして、納める方法です。
強度上、カットする角度は決まっておりますので、この方法でも設置できない場合もあります。

段違い納まり

外壁が段になっている、もしくは境界側が段になっている場合の設置方法です。

両袖納まり

両側が外壁で囲われている場合の設置方法です。
柱がなく、両側の屋根も外壁に固定して設置します。

その他にもこんな納まりができます。

出隅納まり
出隅納まり

入隅納まり
入隅納まり

片袖納まり
片袖納まり

はね出し納まり
はね出し納まり

自在桁はね出し納まり
自在桁はね出し納まり

傾斜納まり
傾斜納まり